“鳥取県”が「ストレスオフ県」全国1位を獲得!

「友人」「子ども」「肌」「自分の自由」の環境の良さが貢献
女性のストレスオフ県ランキング 2016 速報

株式会社メディプラス研究所(本社:東京都渋谷区、代表:恒吉 明美)は、東邦大学名誉教授・脳生理学者 有田 秀穂氏の監修のもと、全国の20~69歳の女性約7万人を対象に「ココロの体力測定」(ストレス指数チェック)を実施。「ストレスオフ(ストレス指数の低い)都道府県ランキング」を発表いたしました。

測定の結果、2016年で女性のストレス指数が最も低かったのは“鳥取県”。ストレス指数が低い「鳥取女子」は、メ ディプラス研究所が掲げた主なストレス要因の全54項目中、41項目に「当てはまらない」と回答し、全体的にストレ スを感じにくい傾向にあることがわかりました。なかでも、社会問題として取り上げられる機会の多い「ママ友関係」「友人関係」「SNS」など、他県と比較して対人関係において友好的である傾向にあります。

女性のストレスオフ県ランキング2016

理由として推測されるのは、整備された育児環境や、面積に対しての人口密度が低く競争が少ない、豊かな自然環境があるなど。睡眠時間への満足度、肌の健康状態の良さや、お金や時間などのストレスへの該当率も比較的少なく、自分への投資がある程度自由になる生活環境を確保できていることも「鳥取女子」のストレスオフの要因の一つと推測されます。

鳥取女子のストレスオフ要素

鳥取県広報担当者へのインタビュー

「県民性については、勤勉・努力家・消極的・地味・忍耐強い、といったあたりがよく言われます。“のどか” ということが、のんびりとした県民性にも影響を与えているのではないでしょうか。保育所などの児童 福祉施設数(※)は全国でもっとも多く、労働人口に対する女性の割合も高い。また、身心のリフレッシュに活用できる運動施設なども充実させるよう、県をあげて心がけていいます」(森岡さん)
(※)10万人当たり/平成24年時点。

【鳥取県が都道府県ランキングで上位にあるもの】
●保育所の4月当初の待機児童者数はゼロ! ●女性の就業率4位、共働き率は6位! ●育児をする女性の有業率も4位!

女性のストレスオフ県ランキング2016全体結果

東邦大学名誉教授 医学博士 有田秀穂先生コメント

「女性にとって重要なのは、“自然環境”よりも“社会環境”。
鳥取県は、社会でのストレスが少なく、家族・友人との癒しの関係がより良好と考えられます」(有田先生)

「ストレスオフ県ランキングの1位が「鳥取県」と聞いて、意外な結果に感じられました。気候などから推 察すると、イメージ的には温暖な地域の方がストレスオフな地域に思われがちですが、今回の調査が女性に限定している点を踏まえると、女性が住みやすい地域の特徴には、“自然環境要因”よりも“社会環境要因”の影響が強いのではないかと考えられます。
キーワードは、『ストレスの起こりにくい環境』と、受け流す『グルーミング(※)環境』が整っていることです。社会関係の中でも人間関係をはじめとする職場のストレスが少なく、またストレスを受け流すための家族・友人などとのグルーミング行動が十分にある地域性があるのだと思います。
そこには、さまざまな県民性が作用していて、普段の生活の中でストレスがかかるプレッシャーが少ないことも影響しているのではないでしょうか」(有田先生)
(※)ここで言うグルーミングは、親しい関係の方(家族、仲の良い友人など)とのスキンシップ(手をつなぐ、寄り添う、触れ合う、マッサージ、楽しいおしゃべりなど)を指します。

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2016
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2016年2~3月

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、女性、7万人
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2016年4月
サンプル数:20~69歳、女性721人

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