“がまん”によるイライラが やせられない理由かも。高ストレス女性は制限型ダイエット

「今ダイエットしている」は42.7%で低ストレス者の2倍以上。2019年は「ストレスオフダイエット」でボディもマインドも軽やかに

年末の忘年会やお正月のにぎやかな集まりなど、ついごちそうを食べ過ぎて、ふと気付くと……。1月の半ば過ぎは、日常のペースを取り戻すのと同時に、ダイエットを考える時期でもあります。
オフラボが2018年4月に行った「ココロの体力測定」本調査で、「現在ダイエットをしていますか?」とたずねたところ、厚生労働省のストレスチェックの基準で算出した高ストレス女性(77点以上)は、約半数の42.7%、低ストレス女性(39点以下)はその半分以下の20.1%という結果でした。
どうやらストレスとダイエットには関連がありそうですが、果たしてどんなダイエットをしているのか? その方法に注目しました。

現在ダイエットをしていますか?

■ 低ストレス者は内容よりも「食べ順」を意識した食べ方型ダイエット

高ストレス女性・低ストレス女性、それぞれが行っているダイエットを、両者の行動率で比較しました。
共に「サプリ」「こんにゃく」「バナナ」「寒天」といった置き換え型ダイエットが目立ちますが、それ以外では、高ストレス者は「糖質制限」(1.75倍)「炭水化物抜き」(1.70倍)と、「××はNG」という制 限型ダイエットの傾向に。低ストレス者は、“ベジタブルファースト”といった「食べ順」(1.71倍)ダイエット。また「肩甲骨」(1.35倍)「ヨガ」(1.25倍)と、食事内容を制限したりがまんするのではなく、食べ方への工夫やフィットネスがストレスオフダイエットのコツのようです。

ストレスレベル別 実践中のダイエット

■ 7割が「ダイエットしていない」低ストレス女性、食べ方習慣では「噛むこと」を意識

さて、低ストレス女性のダイエット傾向では“食べ方”への意識の高さが見られましたが、日常の食習慣ではどのようなことに気をつけているのでしょうか。
高ストレス女性と比較して「1日30品目が目標」が1.62倍、「お味噌汁を1日2杯」が1.60倍と、毎日の食事では体にいいとされる品目数、発酵食品など内容を気遣っている傾向に。
「噛むことを意識」は1.69倍でしたが、噛むことによるストレスオフ効果は、科学的にも実証されています。低ストレス女性は約7割が「ダイエットしていない」との回答でしたが、これらの食べ方習慣が“ダイエット知らず”の秘訣なのかもしれません。

ストレスレベル別 食べ方習慣

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2018
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2018年4月7日~20日
サンプル数:1800人

今回抽出対象者|

女性
(本調査より)
高ストレス者450人、低ストレス者556人
ダイエット行動者:高ストレス者192人、低ストレス者112人

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