平日の「朝食」食べる派? 食べない派? 食とストレスの関連を女性7万人の調査から分析

東北地方は“ごはん派”首都圏は健康志向の“ヨーグルト” 関西ではパンを中心とした“洋食中心”の傾向

突然ですが、朝ご飯、毎日食べていますか? オフラボでは全国14万人(男女各7万人)におこなっている「ココロの体力測定」を元に、さまざまな生活習慣とストレスの関係を調査・分析していますが、今回は女性の食生活に注目。中でも、食べる派・食べない派がわかれる平日の「朝食」に注目しました。

■ ストレス性疲労“あり”女性は、平日の「朝食」を抜いている傾向

オフラボでは、ストレスがキャパシティを超過し、心身の不調として現れている状態を「ストレス性疲労」と定義しています。全国7万人の女性の「ココロの体力測定」調査によると52.1%が“ストレス性疲労あり”、47.9%が“ストレス性疲労なし”と、ほぼ半数ずつ存在。それぞれの3食習慣について見てみると、昼食と夕食はほとんど差はありませんが、「朝食」については、ストレス性疲労あり女性の割合が高く16.2%、ストレス性疲労なし女性10.9%と約6ポイントの差が見られました。

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3食それぞれの「食べていない」割合

■ 朝食に「何を食べているか?」全国の地域で特徴あり

次に、複数回答(3つまで)できいた朝食の主食メニューを都道府県別でまとめました。全体で見ると「パン」が多く全国平均50.6%。現代的な食生活が浮かびあがりましたが、東北地方はさすが米どころ! 全国トップの岩手を筆頭に「ごはん」率は46.6~58.8%と、全国平均の34.4%を大きく上回る傾向に。
首都圏は、健康志向の高さからか? 神奈川が23.7%でトップの「ヨーグルト」や、「サラダ・フルーツ」「シリアル」が人気。果物王国の山梨・長野などは「サラダ・フルーツ」率が高い傾向。
関西は全国でもっとも「ごはん」率が低く、 和歌山は21.3%で最下位。「パン」をはじめその他メニューは全国平均よりも軒並み高く、洋食中心のようです。

都道府県別 朝食の主食メニュー(複数回答)

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2018
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2018年4月7日~20日
サンプル数:1800人

今回抽出対象者|

(2018年SCR調査より)
全国、20~69歳、7万人、女性

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