こんなに違った!お金の実態。目指すはストレスオフ™・リッチな低ストレス×高収入

高ストレス女性は「損得」にシビアで「一攫千金」狙い

人生100年時代に突入し、やはり気がかりなのはお金事情。できればストレスオフをキープしながら余裕のある生活を送りたいものです。
そこでオフラボでは、世帯年収800万以上で、厚生労働省のストレスチェック基準の高ストレス(77点以上)・低ストレス(39点以下)な女性のライフスタイルやお金意識を分析。今回は「お金の運用方法」に焦点を当てました。

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世帯年収800万以上女性のお金の運用方法

■ 世帯年収800万以上女性のストレスレベル別お金の運用方法

全国の女性7万人に対しておこなった「ココロの体力測定」から、「世帯年収800万以上」の女性を抽出。「お金の運用方法(増やすための方法)」の傾向を、ストレスレベル別に調べました。特徴的な行動を示すため、高ストレス者・低ストレス者の互いの実施率と比較した倍率で示し、それぞれ上位5つを表にしています。
高ストレス者は、実施割合は少ないものの「ギャンブル」が低ストレス者の6.4倍。他にも「ビットコイン」(1.6倍)「宝くじ」(1.6倍)など、一攫千金の大きなリターンを求める傾向が見られます。低ストレス者は、「株式投資」(1.4倍)「NISA」(1.4倍)などを中心に、ある程度、安定性が担保された商品を好む傾向にあるようです。

■ 世帯年収800万以上×高ストレス女性は「情報収集」「損得」にシビア

次に「お金・投資に対する考え方」を見てみました。低ストレス女性で際立っていたのは「お金に余裕があれば、社会貢献に使いたい」(1.4倍)のみでしたが、高ストレス女性には多くの特徴が。「節税する会社を持っている」(2.1倍)「FP(ファイナンシャルプランナー)に定期的に相談している」(1.7倍)「お金に関する情報を頻繁にチェックする」(1.5倍)など現状の収入を減らさない工夫への注力が見られ、また「リターンが見えればお金を使う」(1.5倍)「ノウハウなど他人への援助で自分も得すると思う」(1.3倍)と、損得にシビアな傾向がうかがえます。

世帯年収800万以上×高ストレス女性のお金・投資に対する考え方

■ 貯蓄金額「3000万以上」の女性、低ストレス者割合は高ストレス者の2倍

気になる世帯年収800万以上女性の貯蓄額をストレスレベル別に見たところ、大きな違いがありました。「ほとんどない」は高ストレス者が17.0%で、低ストレス者8.5%の約2倍に。逆に「3000万以上」では、低ストレス者が21.3%と、高ストレス者10.1%の約2倍という結果に。また、それぞれ同じストレスレベル内でもっとも割合が高いのも注目です。

世帯年収800万以上女性の貯蓄額

■ 若くして高収入を手に入れる高ストレス女性、40代から上昇し60歳以降豊かな低ストレス女性

最後に、年齢層別の傾向をまとめました。低ストレス者は、40歳から徐々に世帯年収800万以上の割合が増え、50歳からさらに大きな割合になり、60歳以上でもっとも多い37.6%に。一方高ストレス者は、20~30代と若くして高年収を手にしている率が高く、早いうちの成功と引き換えに多くのストレスを抱えてしまっていることが推測されます。また高ストレス者は、定年後60歳以降の年収800万以上は9.4%と、低ストレス者割合と比較してぐっと少なくなるのも特徴です。
定年はゴールではなく、人生の半ばを過ぎたばかり。健康寿命の一環として、ストレスオフ寿命も意識した毎日を送りたいものです。

世帯年収800万以上の年齢層別割合

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2018
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2018年4月7日~20日
サンプル数:1800人

今回抽出対象者|

全て女性
(本調査より)
「世帯年収800万以上女性のお金の運用方法」「世帯年収800万以上×高ストレス女性のお金・投資に対する考え方」「世帯年収800万以上女性の貯蓄額」
・抽出対象者 | 女性、世帯年収800万円以上 高ストレス者:129人、低ストレス者:164

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