ココロの体力測定【ストレスオフ県ランキング】
オフラボでは、可視化しにくいストレスを見える化するため、全国の20~69歳の女性7万人を対象に「ココロの体力測定」を行なっています。その分析結果から47都道府県の女性のストレスオフ度を推定し「ストレスオフ県ランキング」として発表。2019年の第1位は、鳥取県に決定しました。
鳥取女性がストレスオフできている理由
【1】全国平均を上回る低ストレス者割合をキープ
【2】主なストレスオフ要因は「時間ストレスの少なさ」
鳥取女性のストレスオフ要因を探るため、「ココロの体力測定2019」調査から対象女性が主観で点数付けした「生活状況ストレス」13項目(0~10点)を使用。9~10点と答えた女性の割合から0~6点の割合を引き、マイナス値が小さいほどストレスオフであることを示しています。
【3】自律神経のビックデータを分析したランキングで鳥取県は第3位
オフラボ顧問
東邦大学名誉教授・医学博士
有田秀穂氏 総評
ストレスオフ県ランキング2019の第1位に「鳥取県」が3年ぶりに返り咲き、ストレスオフの重要なキーワードである、人間関係の充実やコミュニケーションを円滑にする「グルーミング環境」が整っている県だと改めて思い出されました。
また今回の調査からは、木々に囲まれ、自然を五感で感じるなど、自然環境が日常にある生活を送っていることも重要なポイントになったのではないかと考えます。
第2位の広島県は、スポーツ観戦など地元でストレスオフ行動が日常的に行われているなど、プライベート時間の満足度と地域満足度の相乗効果が大きな要因ではないでしょうか。
第3位の三重県は、都市化され過ぎておらず伝統文化が残り、利便性がありつつ自然豊かな環境もかなう地域満足度が高い県。バランスのいい生活ができていることが推測されます。
今回上位になった県の傾向を見ると、「自然との共生環境」と「新旧の文化が息づいた県」の地域満足度が特徴的でした。居住地域の満足度に注目し、毎日のストレスオフを実践してみるのもいいのではないでしょうか。