褐色脂肪細胞 【brown fat cell】

「褐色脂肪細胞」は脂肪を燃焼して熱を産生する細胞でです。脳の視索前野にある体温調節中枢の指令により、交感神経が亢進して熱産生が起こります。

急激な寒さにさらされた時に体温を保つ。また唐辛子に含まれるカプサイシンなどを多く含んだ食品を摂取することで、脂肪燃焼を促すという話は、ダイエットに関心のある方なら聞いたことがあるでしょう。しかし、それだけではありません。心理的ストレスによっても、熱産生が活発になることがわかっています。瞬間的にカッとなる程度ならば問題ありませんが、慢性的にストレスにさらされ続けると、体が反応しやすくなり、すぐに発熱するように。それが常態化すると「常に微熱がある」「高熱状態が続く」といった、心因性発熱(ストレス性発熱)の症状が起こる可能性があります。

監修:オフラボSTAFF