やる気はあっても…三大都市圏“東名阪”女性のストレス解消をはばむ「壁」とは?

ストレスオフ™ 第1位“愛媛”女性と比較。要因は「職場の理解」「自然環境の遠さ」「気軽な“食べる”への逃げ」

2月20日は、2017年のストレスオフ県ランキングで第1位に輝いた「愛媛県民の日(愛媛県政発足記念日)」です。そこでオフラボでは、ストレスオフな愛媛県女性との比較から、ストレスオフ指数の低い「東京」「愛知」「大阪」の女性(以下、東名阪女性)が、やる気があっても取り組むのが難しい、すなわちストレスオフの“壁”と感じている理由や環境を探りました。

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東名阪女性のストレスレベル割合を愛媛女性と比較

■ 「愛媛女性」よりも高ストレス者割合は5ポイント増、低ストレス割合は2ポイント減

まずは、全国14万人(男女各7万人)を対象に行っている「ココロの体力測定」の結果から、「東京」「愛知」「大阪」の女性を抽出。ストレスレベルを、ストレスオフ県ランキング第1位の「愛媛」女性と比較したところ、3県とも高ストレス者割合が約5ポイント多く、低ストレス者割合は約2ポイント少ないことがわかりました。

■ 東京・大阪女性は「アルコール」や「家族の理解」、愛知女性は既存の手段への懐疑心

東名阪女性が複数回答で答えた“ストレスオフの壁”を、愛媛女性の回答割合との比較(倍率)から分析。倍率が高い項目ほど、東名阪女性にとって高い壁であり、逆にストレスオフできている愛媛女性は「リラックス行動をはばむものではない」と捉えていることになります。

まず、三大都市圏の東名阪女性が共通して壁だと感じている共通の要因は、「職場の理解がない」「森林浴など自然環境が遠い」「食べる以外のストレス発散ができない」。中でも東京女性の「職場の~」は、愛媛女性の4倍以上という結果に。また県別では、東京と大阪は近い傾向を示しており、「年齢」「家族の理解」の壁、また「アルコール」での一時的なストレス発散行動が見られます。愛知は「カウンセリングは解決策を提示してくれない」「病院に行くのが手っ取り早い」と、既存のストレスオフの手段に対しての懐疑心が壁になっているようです。

東名阪女性のストレスオフの壁(愛媛女性と比較)

■ 東名阪女性と比較し、愛媛女性が積極的な“ストレスオフ行動”は「腸内環境を整える」

“ストレスオフ行動”の違いについても調べました。東名阪女性と比較し、愛媛女性がより積極的に行っている行動の多くは「ドライブ」「森林浴」「観葉植物を置く」と、自然や緑に親しむ行動でしたが、興味深いのは「ヨーグルトなどで腸内環境を整える」です。腸から考える健康については、近年、その関係が話題を集めています。

愛媛女性と東名阪女性 ストレスオフ行動の比較(倍率)①

愛媛女性と比較し、東名阪女性が積極的に行っている“ストレスオフ行動”は、「ヨガ」「目や首を温める」「快眠サプリ」「頭皮エステ」と、美容・健康行動が占め、主にグッズを使ってストレスオフしようという傾向が見られました。

愛媛女性と東名阪女性 ストレスオフ行動の比較(倍率)②

参考:東京女性のストレスオフ行動 ポジショニングマップ ※レベル低【ⅰ】~高【ⅳ】

参考:愛知女性のストレスオフ行動 ポジショニングマップ ※レベル低【ⅰ】~高【ⅳ】

参考:大阪女性のストレスオフ行動 ポジショニングマップ ※レベル低【ⅰ】~高【ⅳ】

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2017
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2017年2~3月

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2017年4月
サンプル数:20~69歳、女性1800人、男性400人

今回抽出対象者|

(2017年本調査より)
全て女性
愛媛県在住:118人、東京都在住:234人、愛知県在住:155人、大阪府在住:157人

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