GWのおすすめは?ストレスオフ™ランキング上位・下位5県の“趣味の過ごし方”を参考に

上位 愛媛・静岡・佐賀・島根・長崎は「休日の1時間以上」を趣味時間に

下位 岩手・北海道・岐阜・長野・秋田の低ストレス女性は「登山」「テニス」に積極的

今年もGWのシーズンです。9連休というロングバケーションの方も多いのではないでしょうか。そこで、お休みの長い人も、短い人も、気軽に実践できる「ストレスオフな趣味・健康行動」を「ココロの体力測定」の結果からピックアップ。オフラボでは4月17日に「ストレスオフ県ランキング2018」を発表し、愛媛県がV2を果たしましたが、ランキングの上位5県(愛媛県、静岡県、佐賀県、島根県、長崎県)と下位5県(岩手県、北海道、岐阜県、長野県、秋田県)の分析から、よりストレスオフに近づくヒントを探りました。

【関連記事】ストレスオフ県ランキング2018発表! 第1位は「愛媛県」が2連覇

ストレスオフ県上位5県・下位5県女性の趣味の時間(勤務日・平日/休日)

■ ストレスオフヒントその1:休日は、1時間以上趣味の時間を過ごす

まず「勤務日・平日」と「休日」に、どれくらい趣味に時間を使っているかを調べました。「勤務日・平日」では差はみられず、共に「ほとんどない」が3割を占めますが、「休日」を比較すると、「1時間以上」趣味の時間を持っている女性が、上位5県が下位5県を8ポイント程度上回る結果に。逆に「ほとんどない」は、下位5県が上位5県を同程度上回っており、休みの日にゆっくり趣味の時間を過ごしているかどうかが、ストレスオフに影響していることが推測されます。

■ ストレスオフヒントその2:上位5県女性は、活動的に過ごした後は疲れを癒やし好循環?

次に、月に1回以上行っている「趣味・健康行動」を比較しました。上位5県と下位5県を比較し、上位5県女性がより積極的に行っている行動をみると、ストレスオフ県第1位の愛媛県の特徴である「サイクリング」が1.65倍と高く、次いで「整体・マッサージ」が1.44倍。活動的な趣味を楽しんで、疲れを癒やす時間も持つ。そんな好循環が生まれているのかもしれません。

上位5県・下位5県女性の趣味・健康行動

下位5県女性の趣味・健康行動

■ ストレスオフヒントその3:下位5県女性は、同じ下位県の低ストレス女性の行動が身近な参考に

下位5県では、ストレスレベルによる行動の違いに着目しました。「登山」3.59倍、「テニス」3.17倍、「スポーツ観戦」3.1倍と、それぞれ3倍以上、低ストレス女性が積極的に行っています。
ストレスオフ県ランキングの上位5県の女性たちの行動には、ストレスオフのさまざまなヒントがあると考えられますが、気候などにより実現が難しい場合も。同じ環境の中では、低ストレス女性の行動を参考にすることが、ストレスオフの有効な手立てになるのではないでしょうか。

■ ストレスオフヒントその4:ストレスオフ物質・セロトニン活性で“GWロス”を乗り切る

上位5県女性と、下位5県低ストレス女性の両方に共通していたのが、「ガーデニング」です。適度に太陽光を浴びることはストレスオフ物質・セロトニン活性につながるため、気軽にできるものでは、屋外での「スポーツ観戦」もその一つといえるでしょう。「サイクリング」や「カラオケ」などのリズム運動やリズムを刻む行動も、同様にセロトニンの分泌を活性化することで知られています。
GWが終わってしまうと、日常生活に戻るのに時間がかかり、憂うつな気分になってしまうこともあるかもしれません。そんなGWロスに陥らないために。お休みの後半は、ストレスオフを意識して過ごしてみてはいかがでしょうか?

【関連記事】大切なのは“どう”使うか?「休みの過ごし方」でストレス状態に影響が

【関連記事】高ストレス女性は「海外弾丸ツアー」宿泊施設への“こだわり”も

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2018
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2018年4月7日~20日
サンプル数:1800人

今回抽出対象者|

(2018年SCR調査より)
対象 | 全国、20~69歳、すべて女性
上位5県(愛媛県、静岡県、佐賀県、島根県、長崎県):4277名
下位5県(岩手県、北海道、岐阜県、長野県、秋田県):6477名(高ストレス者:1077名、低ストレス者:475名)

icon_pdf