年末の“ストレス払い”には「大掃除」より「部屋環境作り」がおすすめ!

高ストレス女性「大掃除グッズ購入」で物が増えて「散らかる」、低ストレス女性「音環境」「壁紙の色」にこだわりが。取り入れている色は「ブラウン」が最多でポイントに「レッド」も

早いもので、今年も師走。そろそろ年末年始の計画も決まり始める頃でしょう。今回は、長い人では9連休できるカレンダー。帰省する、旅行に出かけるなどの外出ではなく“せっかくだから、家で思いきりのんびり”派がもっとリラックスするためのヒントにしたい、「低ストレス者がこだわっている部屋作り」を、オフラボが全国7万人の女性に行っている「ココロの体力測定」調査からまとめました。

■ 低ストレス女性のほうが部屋作りに積極的な傾向に

厚生労働省のストレスチェックの基準で算出した高ストレス女性(77点以上)と低ストレス女性(39点以下)の部屋のこだわりについて見てみると、まず、高ストレス者よりも低ストレス者の方がこだわっている率が高い項目が多く、ストレスの低さと部屋に対する意識の高さには関連がある可能性がありそうです。
それぞれのこだわりのポイントを見ると、低ストレス者は「自分好みに壁紙の色を変えている」(1.61倍)と部屋の色への意識が高く、また「音質のいいスピーカー」(1.57倍)と部屋の環境にこだわりがある傾向に。高ストレス者は「シアタールームがある」(1.65倍)「夫婦別の寝室」(1.14倍)と、専用の部屋のありなしを重視するようです。

低ストレス女性 部屋のこだわり

高ストレス女性 部屋のこだわり

■ 低ストレス女性は「ブラウン」系、高ストレス女性は「ブラック」系インテリア

「壁紙の色」にこだわるのは低ストレス女性の傾向でしたが、実際にインテリアにはどんな色を取り入れているのでしょうか。
部屋のトーンを決めるベーシックカラーでは、低ストレス者がもっとも好み、高ストレス者との比較でも高い割合を示したのは「ブラウン」(1.39倍)。逆に、高ストレス者の傾向だったのは「ブラック」(1.75 倍)。ポイントになるアクセントカラーでは、低ストレス者は「レッド」(1.46倍)「グリーン」(1.42倍)、高ストレス者は「スカイブルー」(2.82倍)、「ライトグリーン」(2.72倍)などという結果でした。

ストレスレベル別 インテリアに取り入れている色

■ 来年の目標? 大掃除を張り切るよりも、毎日の小さな積み重ねを大切に

さて年末年始をリラックスして過ごすための部屋作りと共に行いたいのが、季節の恒例である大掃除です。
高ストレス者は、「捨てられないものが多い」(1.81倍)傾向にあり、さらに「便利グッズを買ってしまう」(2.22倍)ことから、大掃除するつもりが逆に物を増やしてしまう傾向に。その結果「散らかっていると取り合えず見えないところにしまう」(1.41倍)という悪循環が考えられます。
一方、低ストレス者は、日常的に「床にはモノを置かない」(1.63倍)習慣が。「年末だからと大掃除することはない」(1.02倍)も、わずかながら高ストレス者を上回りました。

ストレスレベル別 掃除・大掃除意識

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【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2018
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2018年4月7日~20日
サンプル数:1800人

今回抽出対象者|

女性
(本調査より)
高ストレス者450人、低ストレス者556人

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