女性誌では半期に一度の鉄板企画、街中でも“××の母”など行列ができる人気の「占い」。悩みのある時に希望を与えてくれるものだったり、迷ったときに後押ししてくれるものだったり。ポジティブに活用できればいいですが、中には結果に振りされてしまう人も?
そこで今回のオフラボは、占いとストレスについての結果をまとめました。
■ 持って生まれた要素で占うか、日々変わる要素で占うか
7万人の女性に行っている「ココロの体力測定」の結果から、厚生労働省のストレスチェック基準に照らし合わせて高ストレス者(77点以上)、低ストレス者(39点以下)を算出。それぞれの「信じている占い」(複数回答)をまとめたところ、まずほとんどの占いで低ストレス者を高ストレス者割合が上回り、高ストレス女性のほうが占い意識が高いことがうかがえます。
はっきりと低ストレス者傾向として浮かび上がったのは、占いの定番中の定番である「血液型占い」(高ストレス者の1.35倍)のみ。一方高ストレス者は、「夢占い」(低ストレス者の1.56倍)「タロット占い」(1.51倍)「人相占い」(1.38倍)など多彩。「星座占い」「四柱推命」も含め、低ストレス女性は“変わらない要素”を軸にしているのに対し、高ストレス女性は、心境や状況によって“変動する要素”で占っているため、その一喜一憂がストレスになっているのかもしれません。
ストレスレベル別 女性が信じている占い
■ 睡眠ストレスで夢を見る確率アップ?
占いが気になるのは、多くの場合、何か心配ごとや不安なことがある時ではないでしょうか。
「ココロの体力測定」では、調査対象の7万人の女性に、13項目に10段階評価でストレス点数をつけてもらっています。結果はグラフの通り、高ストレス女性は全般的にストレス点数が高く全体平均で6点、低ストレス女性は3.5点と2.5ポイントの開きがありました。項目別では「体(痛み、見た目)」「仕事」「将来」「お金」「時間」は共通して点数が高めでしたが、高ストレス女性のみ点数が高いものには「睡眠」「自分の考え方」が。先ほどの結果で高ストレス女性の12.9%が「夢占い」を信じていましたが、夢は眠りの浅いノンレム状態で見るといいます。睡眠にストレスを感じている高ストレス女性は、眠りが浅く就寝中 に夢を見がちなため「夢占い」に関心が高い可能性があります。
ストレスレベル別 女性のストレス点数(10段階)