免疫力アップだけじゃない ストレスオフにも「腸活」がおすすめの理由とは?

高ストレス者の半数「胃腸の具合が悪い」低ストレス者は1%以下

新型コロナウィルスが依然として猛威をふるい続けている今。マスクをする、3密(密集・密閉・密接)を避けるなどさまざまな対策が励行されていますが、体の免疫力を下げないための“腸活”への注目も高まっています。 そこでオフラボでは、全国14万人の男女(20~69歳)におこなった「ココロの体力測定」の結果から、胃腸に関するデータとピックアップ。ウィルスに侵されない強い体づくりに、そしてストレス対策のご参考に。

■ 腸活している女性は19.5%で、男性9.6%の約2倍

「腸内細菌」「善玉菌・悪玉菌」といったキーワードや情報が身近になっている現代。腸活に取り組んでいる人もさぞ多いのでは?と思いきや、オフラボの「ココロの体力測定2018」では、腸活している女性は19.5%、男性に限っては9.6%と1~2割程度という結果。男女での比較では、男性よりも女性の方が積極的に行っているようです。
また「胃腸の具合が悪い」と答えた男女のストレスレベルを厚生労働省ストレスチェック基準で算出したところ、男女とも高ストレス者が50%を超え、低ストレス者はわずか1%以下。大きな差が開く結果となりました。

男女・ストレスレベル別 「胃腸の具合が悪い」割合

■ 60代女性、4人に1人が「腸活している」

次に年代別で「腸活している」人の割合を見てみました。女性は年齢を重ねるごとに割合が増し、60代では25.3%と4人に1人が腸活をしている傾向に。男性は年代で大きな差は見られませんが、働き盛りの40代・50代は8%台と低い傾向にありました。

男女・年代別 「腸活している」割合

■ おうち時間の長いGW、腸活&ストレスオフな朝食習慣を

腸活にいい食べ物として、真っ先に思い浮かぶのが朝食の定番の「ヨーグルト」という人も多いのではないでしょうか。そこで、腸活している人としていない人の朝食について、特徴的な項目を見てみました。
まず全体的に見ると、「フルーツ」「サラダ」「スムージー」などヘルシーなイメージの朝食は、腸活をしている人の割合が上回っています。ヨーグルトも同様です。とくに女性は、腸活をしている人の3割が朝食に取り入れています。逆に腸活をしていない人の傾向で特徴的なのは「パン類」。同じ主食系でも「ごはん食」は腸活している人の傾向となっており、違いが見られました。また「ほとんど食べない」という“朝食抜き”派も、腸活していない人の傾向として浮かび上がりました。

男女・「腸活している/いない」別 朝食の内容(3つまで回答)

男女別・「腸活している」都道府県ランキング

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2019
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2019年3月6日~3月18日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2019年5月7日~10日
サンプル数:2060人

今回抽出対象者|

(SCR調査)
男性 高ストレス者:10611人 低ストレス者:8931人
女性 高ストレス者:10867人 低ストレス者:6180人
(本調査)
男性 腸活している:78人 腸活していない:275人
女性 腸活している:261人 腸活していない:444人