オフラボでは、「休み方」の内容や質に注目。高ストレス者と低ストレス者の休日の過ごし方の違いなどから、ストレスオフのヒントを研究しています。「休息効果ラボ」は、仕事中や家事・育児、勉強の合間の10分間の休憩でできる、効果的なストレスオフを探るためのWINフロンティア株式会社との実験プロジェクトです。第1回は、疲れ目・ドライアイ対策でおなじみの「目薬」を取り上げます。
■疲れ目・ドライアイ症状者の約1割が「通院以外でお金をかけて対処」
全国の男女各7万人に行っているオフラボの「ココロの体力測定」調査で、「疲れ目・ドライアイ症状がある」と回答した20~69歳は57%と半数以上で、「お金をかけて対処」している疲れ目・ドライアイ重症者と推測される人は12%存在。内訳をみてみると、そのほとんどが「通院以外で対処」、すなわちマッサージや気軽に買える目薬などに頼っていることがわかりました。ドラッグストアにずらりと並ぶその数からしても、目薬は間違いなく代表選手ですね。
疲れ目・ドライアイ症状者割合と対処方法
■休憩時の目薬は、交感神経機能が低下し、トータルパワーが高まる理想の結果に
実験では8人の男女が心拍センサを装着し、120分の座学講義を受講。10分間の休憩中に目薬を使用してもらいました。前半の講義後、休憩に入りやや高ぶっていた交感神経機能は、目薬をさした後に低下がみられリラックス傾向に。自律神経の総合力であり、疲労回復に重要なトータルパワーは、目薬後に約7ポイント増と高まる傾向が見られ、ストレスオフに理想的と言える結果が得られました。
目薬使用による交感神経機能及びトータルパワーの変化
「休息効果実験」試験期間: 2018年3月16日~4月20日の6回 被験者数:8人 目的:業務中の様々な休息効果を自律神経機能の観点から検証 使用センサ:ウェアラブル心拍センサ My Beat 実験場所:株式会社メディプラス2F 比較方法:座学講義①、休息、座学講義②の自律神経機能の変化を分析する。休息の種類毎での癒し効果の違いを分析する
取材・執筆:オフラボSTAFF 監修:オフラボSTAFF