ヒトの生命はたった1個の受精卵から始まり、細胞分裂を繰り返して成長していきますが、体が形作られるまでの胚(はい)の時期に、3層の構造をしている期間があります。それが「三層性胚盤(さんそうせいはいばん)」です。
内側にある内胚葉からできるのが内臓、その外側の中胚葉からできるのが筋肉と骨。そして最も外側の外胚葉からできるのが、肌と脳。ルーツを同じくする肌と脳はまさに双子のような間柄。互いに相似的な関係があると考えられ、脳からの指令に肌が従うだけではなく、逆に肌から脳に対しても影響を与える可能性があるのです。
監修:オフラボSTAFF