大脳皮質 【cerebral cortex】

脳の大部分を占めている大脳の表面が、大脳皮質。
いわゆる“脳のシワ”であり、4つの葉(よう)に分かれています。

前頭葉

人間が人間らしく生きるための機能の中枢。目標を設定し、計画的、論理的、効率的な行動を起こすという高次な活動を担います。ヒトの進化の過程で劇的に発達した場所で、ヒトと猿を隔てる分水嶺とも言われます。例)言語、論理的思考、創造力など

頭頂葉

大脳のてっぺんに位置する頭頂葉は、前頭葉や側頭葉、後頭葉、全てと隣接する部位です。感覚情報処理が主な機能で、例えば暗闇にいても、手や体で触れた時に、硬さや軟らかさ、熱さ、冷たさを認識できます。
例)触覚、痛覚、温冷覚など

後頭葉

色や形など、視覚情報を処理します。

側頭葉

聴覚、言語の理解、記憶、判断などの機能を司ります。