子育てママを応援!ストレスオフ調査②コミュニケーション 編

〜 8月9日「ハグ」の日は、家族との“スキンシップ”でオキシトシン活性 〜

8月9日(水)「ハグの日」は、「人と人とのつながりを育むハグ(Hug=抱きしめる)で、大切な人に大 切であることを伝える日」(日本記念日協会HPより)。そして、ハグする“スキンシップ”で分泌が高まるオキシトシン(※)は、ストレスオフに有効な物質として注目を集めています。
現在、オフラボサイトでは「夏休みママのストレスオフ特集」を掲載中ですが、未就学児・小学生の子どもを持つ有職者338人、専業主婦255人のママたちの「コミュニケーション行動」を調査した結果からも、スキンシップの重要性がわかりました。
(※)通称・愛情ホルモン。ストレスをコントロールする中枢である視床下部を鎮静化し、ストレスホルモンと呼ばれるコル チゾールの分泌を抑制、癒やしをもたらします。

小学生・未就学児を持つ低ストレスママと高ストレスママのコミュニケーション行動比較(家族)

 

 

■ 家族とのスキンシップを大切にする低ストレス女性。有職者・専業主婦で好む行動に違いが

子ども、パートナー、友人と対象別では、子どもとは「抱っこ、おんぶ、手をつなぐ」「添い寝する」といったスキンシップが有職者・専業主婦共に上位。ストレスレベルでも差はなかったことから、小学生・未就学児を持つママにとっては、子どもとのスキンシップはごく自然な日常行動であることがわかりました。
パートナーとは、「寝室が同じ」「一緒にいられることが幸せ」が上位で、やはりストレスレベルに差はありませんでした。しかし低ストレス女性がより行っている行動を見ると、専業主婦は「外出先で手をつなぐ」「デートの日がある」と、家の外や“ちょっと特別なシーン”でのスキンシップを好み、有職者は「毎日ハグをする」といった“日常の習慣”でのスキンシップがストレスオフになっていることがわかりました。

 

小学生・未就学児を持つ低ストレスママと高ストレスママのコミュニケーション行動比較(友人)

 

 

■ “積極的な友人付き合い”がストレスオフになるかどうか?日常のコミュニケーション量が左右

次に友人とのコミュニケーションについても調べました。有職者・専業主婦、ストレスレベルでも多くの上位項目は共通(以下、共通項目)でしたが、それを除くと、有職者と専業主婦では友人付きあいに大きな違いが見えてきました。
「気心の知れた仲間と定期的に集まる」は共通項目でしたが、「自宅にランチに誘うことがある」「習い事や旅行など趣味を共にする」「週に一度は友人と外食する」とより具体的な項目になると、専業主婦は低ストレス者が積極的に行っているのに対し、有職者は高ストレス者の傾向が顕著という結果に。勤め先での人間関係など、日常、有職者のほうが他者との関わりが活発であることが推測されることから、子育てママの友人とのコミュニケーションは、“日常のコミュニケーションの量の違い”に左右されると言えそうです。

<オフラボ「夏休みママのストレスオフ特集」がスタート!>

オフラボでは子育てママを応援する夏休み特別企画を掲載中です。ママ自身のストレスオフの方法のアドバイスや、子どもの宿題をやる気にさせる“脳の時間割”テクニックなど、睡眠のエキスパートで数多くの著書を持つ菅原洋平先生や、“ダイエット王子”こと小山圭介さんにお話をうかがっています。

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【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2017
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2017年2~3月

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2017年4月
サンプル数:20~69歳、女性1800人、男性400人

今回抽出対象者|

(2017年SCR調査より)
共通項目(女性、未就学児・小学生の子供を持つ)
1)有職者・低ストレス者:230人  
2)有職者・高ストレス者:108人 
3)専業主婦・低ストレス者:155人
4)専業主婦・高ストレス者:100人

 

 

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