大切なのは“どう”使うか?「休みの過ごし方」でストレス状態に影響が

~ 高ストレス者「静的」「事務作業」、低ストレス者「行動的」「他者との触れ合い」~

ココロの体力測定 【ストレスと有給休暇 編】

今回は、「ストレス」と「有給休暇」について有職者の女性を対象に分析しました。
オフラボの調査では、“ 高ストレス者”(厚生労働省の「ストレスチェック」調査項目で77点以上)の有休取得日数は「0日以下」が45.6%にのぼり、全体で見ても“低ストレス者”と比べ取得日数が少ない結果となりました。

高ストレス者と低ストレス者の有給休暇取得日数の比較

また「有給休暇の過ごし方」では、“高ストレス者”も“低ストレス者”も「ゆっくり過ごす」が約5割を占めましたが、注目したのは残り半数です。“高ストレス者”は「寝て終る」、「家事」「病気・怪我の治療」「免許の更新」など事務的な作業、「ネットサーフィン」「ゲーム」といった回答。一方“低ストレス者”は、ジムやヨガといったヘルシーな「趣味」、友人や異性との「外出」「旅行」、「帰省」「親孝行」など行動的で、中でも他者との触れ合い(グルーミング)が目立つ結果に。休日の過ごし方で、ストレス状態が異なることがわかりました。

高ストレス者の有給休暇の過ごし方 TOP10

低ストレス者の有給休暇の過ごし方 TOP10

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2016
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2016年2~3月

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、女性、7万人
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2016年4月
サンプル数:20~69歳、女性721人


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