20代女性の“デジタル依存症”が深刻に。仕事別では「奉仕する職業」で依存度 が高い傾向

県別ランキングでは、「山梨」「栃木」「沖縄」が上位。


ココロの体力測定 【デジタル依存症 編】

今回は、スマホ、SNS、ゲームなどの「デジタル系依存症」について分析しました。
“高ストレス者”( 厚生労働省の「ストレスチェック」調査項目で77点以上)だった調査女性の内、年代別でみてみると、20代のデジタル系依存症者の含有率が高いことがわかりました。また本調査では高ストレス者の含有率が高い依存症を「6大依存症」(アルコール、ギャンブル、買い物、拒食症、過食症、スマホ)として抽出していますが、40代以降はデジタル系依存症より他の依存症者の割合が高くなる傾向にあります。

高ストレス者の依存症者含有率(年代別) 20代女性の「デジタル依存症」が深刻に

職業別では、「キャバクラ」「家事代行」「マッサージ・エステ」「飲食店サービス」といった奉仕する職業に従事する女性の依存症率が顕著です。

依存症別含有率 TOP10( 職業別)奉仕する職業の従事者が顕著な傾向

次に都道府県別でみると、「山梨県」がデジタル系依存症者の含有率が高い全国1位に。中でもSNSの依存度が際立って高い傾向にありました。また、第2位の「栃木県」はゲーム、第3位の「沖縄県」はスマホなど、同じデジタル系依存症でも各県ごとに異なる特徴が出ています。

高ストレス者の内、依存症者含有率が高い都道府県 TOP10

各デジタル系依存症者含有率(上位・下位比較)

(参考)都道府県別依存症含有率

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2016
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2016年2~3月

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、女性、7万人
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2016年4月
サンプル数:20~69歳、女性721人


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