汗っかき男性の2人に1人が高ストレス!梅雨&夏は低ストレス者の「暑さ対策」で乗り切ろう

今年もいよいよ本格的な梅雨の到来! 夏が近づくにつれ気温も上昇、ジメジメした湿気とあわさって、汗っかきにはツラい季節です。運動後にかく汗とは打って変わって、何とも不快なものですが、果たしてストレスにはどう影響しているのでしょうか。

【関連記事】みんなでチャレンジ!梅雨ストレスをオフしよう。ストレスオフAction! 2020 がスタート

 

■ 高ストレス男性の約半数が「汗っかき」だと感じている

全国14万人(男女7万人)におこなった「ココロの体力測定2019」の結果、汗っかき意識のある男性は29.3%、女性は24.1%。その割合を厚生労働省ストレスチェック基準のストレスレベル別で見てみると、男女とも高ストレス者(77点以上)で汗っかき意識が高く、男性は46.6%と高ストレス者の約半数が「汗っかき」だと感じている傾向にありました。

男女・ストレスレベル別 汗っかき意識

 

 

 

■ 汗っかきな男女の約6割が「よく眠れない」

暑さや湿気で「汗をかく」というだけでも不快なものですが、汗っかき意識のある男女はほかにどのような体の不調を感じているのでしょうか。8項目の不調症状を見てみると、まずどの項目も、汗っかき意識のある方が不調を感じている割合が高いことがわかります。ストレスと密接な「よく眠れない」「慢性疲労」「自律神経の乱れ」においては、男女とも6割近くが「よく眠れない」と回答しています。

 

男女・汗っかき意識別 体の不調

 

 

 

■ 意外にも?汗っかきな男女は休日の睡眠時間が長い傾向に

汗っかきな男女の約6割が「よく眠れない」と答えていますが、睡眠時間はどうでしょうか。
平日の睡眠時間は、汗っかき意識のあり・なしで大きな差は見られませんでした。しかし、休日で比べてみると、「8時間以上」で割合が逆転。意外にも汗っかき意識のある人のほうが長時間寝ていることがわかりましたが、「よく眠れない」ことから、休日に睡眠をたっぷりとることを心がけているのかもしれません。

男女・汗っかき意識別 休日の睡眠時間

 

 

 

■ 低ストレスな男女の暑さ対策を参考に、汗っかきでもストレスオフ&快適に

汗をかくのは仕方がないとしても、梅雨から夏にかけて、できるかぎり快適に過ごしたいものですよね。そこで、汗っかき意識がある人の中でも低ストレス傾向な男女の「暑さ・疲労対策」を、汗っかき意識のある人全体との比較で見てみました。
上位は、「睡眠をしっかりとる」男性1.61倍、女性1.50倍。また、暑くてかく汗ではなく、「運動で汗をかく」男性1.60倍、女性1.85倍も。さらに、「温かいものを食べる」「3色きちんと食べる」「肉を食べる」など食に関する項目も多く、健康維持の三大要素と言われる「運動・食事・休養」を意識した生活を送っている傾向にありました。四季のある日本の暮らしは豊かな反面、気候変動で自律神経は影響を受けがちに。まずは基本の健康をしっかり整えることが、ストレスにブレないココロと体づくりの早道といえるのかもしれませんね。

【関連記事】紫外線の季節到来!夏の自律神経疲労をクールに乗り切ろう

男女・汗っかき意識別 暑さ対策・疲労対策

 

 

 

 

【調査概要】

タイトル:ココロの体力測定2019
方法:インターネット調査
調査期間:SCR調査 2019年3月6日~3月18日

(SCR調査)
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目:15問
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

(本調査)
期間:2019年5月7日~10日
サンプル数:2060人

今回抽出対象者|

(SCR調査)
・男性 汗っかき意識有:20535人 汗っかき意識無し:18300人
・女性 汗っかき意識有:16895人 汗っかき意識無し:23221人
(本調査)
・男性 汗っかき意識有:347人 内低ストレス者:66人
・女性 汗っかき意識有:276人 内低ストレス者:67人

 
icon_pdf