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おうち時間をきっかけに「家事」を分担しよう【#01 おうちでストレスオフ】

共働き家庭も多い今、世間的には「家事を分担するのは当たり前」と言われていますが、実態はいかに? オフラボの調査では、高ストレス女性のパートナー(夫など)が積極的にやっている“家事”は、なんと「クリスマス・ハロウィンなどの飾り付け」! 苦笑しちゃうような、笑えないような……。おうち時間の長いこの機会に、家事の分担、見直してみませんか?

■ まだまだ低い!共働き家庭の男性の家事意識

オフラボが全国14万人の男女(20~69歳)に行っている大規模インターネット調査「ココロの体力測定2018」で既婚有職者に「家事時間」についてきいたところ、平日に「ほとんど家事をしない」男性は34.0%と3割強。割合のもっとも多かった60分以下とあわせると、なんと86.8%という結果に。「1時間以上家事をする」女性は64.0%おり、その内約半数は「2時間以上」という結果からも、やはりまだまだ男性の家事意識は低いようです。

有職・既婚男女別 家事時間(平日)

■ 妻のストレス緩和に、積極的に夫が担当すべき家事は?

「いやいや、ちゃんと協力して家事しているよ!」と反論したい男性も、もちろんいるかもしれませんね。それでは、「夫などパートナーが担当している家事」を女性にきいた結果を、厚生労働省ストレスチェック基準で算出した女性のストレスレベル別で見てみましょう。高ストレス女性(77点以上)のパートナーと比べ、低ストレス女性(39点以下)のパートナーの方がより担当している家事をブルー。低ストレス女性のパートナーと比べ、高ストレス女性のパートナーの方がより担当している家事をオレンジに色分けしました。

この表でまずわかるのが、高ストレス女性と比較し、低ストレス女性のパートナーがやっている率の高い家事項目の方が多いこと。パートナーの家事に対する積極性と女性のストレスには、関連があることが推測されます。

女性のストレスレベル別 パートナー(夫など)担当の家事

家事の内容はどうでしょうか。低ストレス女性のパートナーは「トイレ掃除」(1.46倍)「窓拭き」(1.45倍)「コンロ・レンジ掃除」(1.33倍)と、ちょっと面倒であったり、汚れが落ちにくい部分の掃除関連が目立ちます。一方、高ストレス女性のパートナーは、「クリスマス・ハロウィンの飾りつけ」(1.47倍)と、それって家事?と思うようなものや「お弁当作り」(1.24倍)と、楽しみながらできるものが挙がりました。

【関連記事】負担の大きい「料理」と「掃除・洗濯」 “時短”しながらストレスオフもできるテクニック

■ 妻のストレス緩和に、積極的に夫が担当すべき家事は?生活リズムづくりもかねて、家事分担の見直しを

例えば、妻が朝食の準備をしている間に、夫は洗濯機をまわす。おうち時間が長いいま、トイレ・お風呂掃除は夫が担当、キッチン周りが妻が担当など、この機会に家事分担を見直してみませんか? テレワークになると、どうしてもオンオフの切り替えが難しくなるもの。生活リズムづくりにもなって一石二鳥ですね。

「おうちでストレスオフ」とは?
模様替えをしたり、本格的な料理にチャレンジしてみたり。長いおうち時間をどうやって過ごすか? みなさん、さまざまに工夫して毎日を送っているのではないでしょうか。もちろん、自分が「好き」であったり「癒やされる」と実感できることは大切ですが、一時的に気分がよくなっているだけで、実はストレスオフされていないことも……。
そこでストレスとの上手な付き合い方をご紹介しているオフラボでは、全国14万人におこなっている「ココロの体力測定」から見出した低ストレス者の傾向や、有識者への取材を基に「今おうちでできるストレスオフ」のアイデアをまとめました。#STAY HOMEが、少しでも快適で楽しい時間になりますように。