4つのステップで見違える!正しい姿勢の作り方をマスター

「姿勢を正してみてください」言われて作ったその姿、本当に“正しい”姿勢だと思いますか? 長時間のデスクワークやスマホを始めとするデジタル利用、女性ならハイヒール歩行で、現代人の姿勢は崩れがちに。あまりにもその状態が長く続いていて、体は “正しい”姿勢を忘れてしまっているかもしれません。

■姿見の前に横向きで立ち、まずは自分の姿勢をチェック

✔️ 背中が丸くなっている
✔️ おなかが緩んでいる
✔️ 肩が前に入っている
✔️ 体が前傾している
✔️ お尻が出ている
✔️ 首だけ傾けて下を見たとき、見えているのは甲の前方~つま先

以上の6つのチェック項目、ほとんど当てはまっていたという人が多いのではないでしょうか。まさに、姿勢が悪くなっている証拠です。自律神経を乱す姿勢の崩れは、ストレスのはじまり。まずは正しい姿勢の作り方を覚えましょう。

■通勤電車、信号待ちなど。姿勢が見違える!4つの動作

ヒトの姿勢は、重力に逆らって働く「抗重力筋」によって維持されています。顔から下肢に至るまで全身に位置する筋群で、ストレスオフ物質であるセロトニンは、抗重力筋を活性。セロトニンが減ると抗重力筋に緊張感がなくなって猫背になり、正しい姿勢を保てなくなります。するとコリに繋がり、ひどくなると痛みが発生して心身のストレスに……そんな悪循環が起きてしまうのです。

【STEP 1.イン&アップ(お腹)】
何より、おなかが抜けた状態(力が入っていない状態)が姿勢を悪くします。試しに腹筋を緩めて脱力してみてください。背中が丸くなりませんか? おなかを正すには「イン&アップ」です。足を閉じて立ち、腹筋にぐっと力を入れてお腹を引っ込め、そのまま上に引き上げて。すっと背筋が伸びるのを感じられるはずです。自然な呼吸を保ちながら以下の動作を続けてください。

【STEP 2.ロールダウン(肩)】
次に、肩と肩甲骨をリラックス。前から後ろへぐるりと肩を回してストンと落とします。腕が体の側面にきていることを確認してください。お腹はイン&アップのままで。

【STEP 3.ウェイトバランス(重心位置)】
重心位置を整えます。猫背になりがちな現代人は、前重心で立っている人がほとんど。特に女性のハイヒールは、どうしたって重心が前に傾いてしまいます。だから、意識的に重心を少し後ろへ。体を曲げず首だけ傾けて下を見た時に、足の甲がしっかり見えていればOKです。イン&アップ、ロールダウンもキープできていますか?

【STEP 4.タイトヒップ(お尻)】
最後の仕上げです。STEP 1~3の状態を保ったまま、お尻にエクボを作るようにキュッと引き締めます。正しい姿勢を固定するようなイメージです。

さて、改めて鏡で自分の姿をチェックしてみてください。さっきよりも美しい立ち姿になっているのがわかると思います。通勤電車や信号待ちで立っている時、歩いている時、デスクワークで座っている時も。正しい姿勢、ちょっと意識してみませんか?

取材・執筆:オフラボSTAFF 監修:小山圭介

小山圭介

小山圭介Keisuke Koyama

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音楽業界を経て30歳で健康業界に転身し、15年間で2万人の方のダイエットをサポート。運動、食事のみならず、ストレス対策やモチベーション維持などの、メンタル系のサポートを得意とする。ダイエット王子としてメディアでも活躍し、著書や監修グッズも多数。オンラインダイエットサロン「小山圭介のダイエット革命」主宰。

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